「フィカス ウンベラータ」
今回は花の写真が用意できなかったので、観葉植物です…
観葉植物に多少興味のある方でしたら、皆んな知ってる有名どころですね。
例に漏れず、私も自宅に置いてます。
ゴムの木の仲間の観葉植物なので、比較的に丈夫ですし、そこまで手が掛からないのも魅力ですね。
日当たりの加減だけしっかりしてあげれば、ちゃんと育ってくれますよ。
庭屋なのに観葉植物と思われるかもしれませんが、
お客様から
「観葉植物はやってないの?」
と、聞かれることも多々あります。
それと昔から観葉植物が好きだったこともあり、取り扱っております!
お庭とは違って、お部屋の中で身近に緑が感じられるのが観葉植物の魅力ですね。
では本題へと、
前回までに基本となる「土」について簡単な説明をしました。
今回のご依頼は「葉数を増やして、茂らせたい」です。
お客様のところに行って、状態を確認して感じたのは
「肥料不足」でした。
土壌の水分も、日当たりも、そんなに悪くありませんでした。
土を見てみると、肥えっけがあまりにない…
これは施工中の写真になってしまいますが、
土の肥料分があまり見受けれません。
恐らく、植栽時にバークのみを使ったのではないかと思われます。
バークは肥え落ちが早い為、植えてから月日が経つとどうしても生育不良を起こしやすいですね。
というわけで、今回は化成肥料を使った施肥をしていきたいと思います。
以前のブログでも紹介した
土の中に打ち込む肥料を入れるのと
バールで開けた穴に
赤玉土を入れていく作業も同時に施していきます。
肥料を入れていく作業と並行して「エアレーション」もしていきます。
こちらも以前の芝生管理のブログで書いたのと同様、根へ新鮮な空気を送ってやる為です。
この作業を地道に延々と…
バールで、お庭に100個以上穴を開け続けました。
それと、置き肥も施していきます。
ベビーカステラ(大きさや形もほぼ同じでした)のような、
こちらの肥料を花付きが悪くなったヤマボウシにも施肥して、今回は終了です。
人工的に作られた「お庭という自然」の中で植物を育てていくのは、
放っておいて良い雰囲気に育つ場合もありますが、やはり手がかかるものです。
水遣り、草抜き、消毒、落ち葉の掃除などなど…
それでも、手を掛けたら掛けただけ応えてくれて、いいお庭へと成長していってくれます。
作って完成ではなく、作ってからが始まりだなと。
我々庭師は、そのお手伝いが一番の仕事なのだと最近よく感じています。
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