思い立って京都に行って買った道具の話がまだでした。
先日のブログで書いた目地鏝です。
この鏝は結構ニッチな道具でして、近所の道具屋さんや金物屋では置いてないんです。
置いてあってもまずまず売れないと思います。
乱貼りの目地込みはこれがないと出来ないんですが、何故か流通してないです。
たまにインターネットで見かけたりして、
実際に買ってみても、思いの外押さえる部分が長すぎて使いづらかったりして、
結局いつもの道具屋さんのが一番使いやすいです。
ではでは、
前回のブログで紹介した「無鄰菴」
の続きを。
山縣有朋は苔より芝生を好んだと前回の記事で書きました。
間違いはないんですが実際芝生を地被として使用してみたらしいのですが、
芝生は日の良く当たる水捌けの良いところを好む性質で、
自然と芝生よりも苔が勝ってしまい、芝生の部分も苔に変わっていったみたいです。
それでも山縣は苔に変わったところもそのままにして自然の成り行きとして愛でたそうです。
やはり風流が分かるお方だったことが窺えますね。
それと、このお庭の見所はこの流れですね。
琵琶湖から引いた水を、ふんだんに使った屋敷の中とは思えない川幅です。
この滝組石が元となって
格好良すぎです。
庭の設計自体は山縣有朋がして小川治兵衛に作らせたそうです。
この庭を作った時、小川治兵衛はまだ30代だったそう。
此の飛び石の打ち方が最高に好きです。
石の種類、バランス、配置どれをとっても最高だと思っています。
いつ無鄰菴に行っても見入ってしまうポイントです。
今回はコロナ禍ということもあり、1時間制人数制限ありの拝観でした。
1時間では消化不良なのでまた改めてお邪魔したいと思います。
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