「レンゲショウマ」です。
山野草の中で一番好きな花です。
一番好きだから、よく植えるかと言われると…
あまり植えていません…
それは、環境作りが難しいからです。
東海地方の暑い街中の環境では、まず一年間生育できれば良いほうかと思います。
半日陰に植える、と本には書いてありますが、ほとんど日が当たらない所くらいが良いかもしれません。
ほとんど日陰でうっすら陽が入るくらいの環境。
鉢植えで、日当たり管理がしやすい場合は比較的大丈夫ですが、地植えはとにかく難しいです。
それに肥料喰いの植物なので、良い環境を作ってやったとしても、肥え落ちを起こしてしまって、生育不良で翌年は発芽しなかった、ってこともあります。
それでも、この花が好きなんですよね。
どれだけ手間が掛かったとしても、この花を見るだけで心が洗われますよ!
まだまだ暑い日が続きますが、夏バテしていませんか?
先日私はハチに刺されました…
生け垣ウバメガシの中に潜んでいましたよ…
刈り込む前に箒で叩いて確認したのですが、その時は出て来なかった…
後悔先に立たずですが、10月までは気を付けたいと思います。
今年は蜂が多い気がしますね。
庭師仲間との話題になっています。
くれぐれもお気を付けくださいね!
では、本題。
灯篭の据え直しです。
部位の説明をしますと
上から「宝珠」「笠」「火袋」「中台」「竿」「地輪」
上から順番に下ろしていきます。
昔ながらの灯篭は、重ね合わせているだけなんです。
何かで固定されているわけではないんです。
なので地震がくるとずれたり、最悪の場合倒壊の危険があります。
最近作られているものには、返しが付いているものもありますので!
そして、とにかく重いです。
今回の灯篭は六尺高なので、「宝珠」「火袋」は一人で下ろせますが、
「笠」「中台」「竿」は、二人で作業していきます。
クレーンが入れる現場はいいのですが、今回は入れないので基本手作業!
最後にチェーンブロックを使って「地輪」を釣り上げます。
灯篭が傾いてしまう原因の多くは、地盤が下がることが原因です。
今回も「地輪」を吊り上げて見たところ、地盤沈下対策があまりされていなかったので、
砕石層に厚みを持たして転圧をして、下地を作っていきます。
下地作りを終えたら、
地輪の据わりをしっかり確認して
バールで入念に突き固めます。
この作業をちゃんとしないとまた傾いてしまうので、ここの作業はこれでもかというくらい突き固めます。
順番に組み上げていき
完成です。
主木の松と灯篭が綺麗に見えるように、こっそり内緒で少し動かして見ましたが、お客様にも気づいていただけました。
お褒めの言葉が庭師冥利に尽きますね。
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