数年前に植栽させて頂いたお客さんのところで、矢竹の補植にお邪魔しました。
基本的に竹を植えるのはあまり好きではないのですが、どうしても竹を植えて欲しいと言われたときはいつもこの矢竹をお勧めしています。
どうして竹を植えるのが好きではないかというと、それは竹が嫌いという理由ではなくその性質がお庭には中々適さない気がするから。
・その一
「成長が著しく早い」
破竹の勢いと言うくらいです。
竹類は基本的に成長が早いことが知られているかと思います。
・その二
「株が増えすぎてしまう」
竹は地下茎で株を増やしていく性質なので、予期せぬ所からも生えてきてしまいます。
簡単に云うと管理がとても大変なんです。
大和屋では植える場所が区画としてしっかり確保できている場合、例えば植木鉢とか花壇の場合ですね、そのような状態でしか植栽はしません。
その条件でもやはり生育が旺盛な樹種なので樹種選びは気を使います。
そんな時に選びがちなのが矢竹です。
竹類の中でも比較的扱いやすい樹種だし、雰囲気も野趣に富んでいて優しい雰囲気がします。
竹自体はすごく綺麗な植物で大好きなのですが、扱う際には注意が必要ですね。
0件のコメント