植物と鳥を愛するお客さんのところに剪定にお邪魔しました。
モミジ、クマシデ、エゴ、アラカシ等々
いわゆる雑木の庭です。
この時期にはモミジ以外の主に常緑樹の剪定を行います。
モミジは夏にあまり鋏を入れると日焼けを起こして弱ってしまいます。
シデは樹勢が強いのでこの時期に鋏を入れても問題ないのですが、モミジだけは難しいですね。
特にヤマモミジ系は難しいかと思います。
雑木の剪定は普通の日本庭園の剪定とは違うものだと思います。
大まかに言うと木を大きくせず維持するといった観点では同じですが、鋏の入れ方はだいぶ変わってきます。
雑木の木は枝先を詰めることなく剪定をして、スケールダウンする必要があります。
そうしないと雑木の良さが活かせれないからです。
大和屋は株元から枝先まで一筆書きできるような剪定を心がけています。
以前に比べてだいぶ鋏を入れる箇所を悩まなくなってきましたが、それでもまだまだ剪定後の姿を良くしていきたいですね。
まだ庭師の職人としての道のりは長いなと思った剪定現場でした。
0件のコメント