先日手入れでお邪魔したお宅の松の調子がなんか悪い…
3本の松のうち、2本が明らかに弱っています。
いくつか枯れている枝もあったりしていて木全体から弱ってるオーラが漂っていました。
これは恐らく「マツノザイセンチュウ」通称「松くい虫」に依る「まつ枯れ」です。
たまに街中で立ち枯れしている松を見かける事があります。
結構な確率でこのマツノザイセンチュウに依るものです。
詳しいことを話し出すと長いので省略しますが、ここからが重要なポイントです。
近所でマツノザイセンチュウが発生したら伝染する可能性が高い
です。
例えるならインフルエンザや風邪みたいに木から木にうつるんです。
お客さんに確認したら、横のお宅で松が枯れたみたいでした。
お隣さんは木を伐採して対処されたみたいです。
脚立に登っていたら伐採された枝がお庭に見受けられました。
でも!切った枝をそのままにしていたらダメです!
切ってもその枝の中にはまだ元気なマツノザイセンチュウがいるんです。
それがどんどん近所の松に…
恐ろしいです。
ちゃんと処分しましょう!
マツノザイセンチュウが入ってしまっても対処法がない訳ではありません。
進行状況にもよりますが、薬剤で殺虫する事が可能です。
この「ショットワン・ツー」を注入します。
ドリルで所定の位置に穴をあけて
挿すだけ。
簡単な作業ですw
ですが、これでしっかり駆除できますよ。
残りの松にも薬剤を樹幹注入して作業完了。
皆さんも松の葉が茶色くなったり、枝がどんどん枯れてきたら一度近くの庭師さんに相談してください。
素人判断ではなかなか見極めが難しいです。
用途の合っていない除草剤を使うことで弱ってしまう事もたまにありますので。
とにかく感染力も強い病害虫なので、早めの処置が必要です。
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