こんばんは。
昨日今日と変な天気でしたね。
三寒四温といった感じの気候で、体が付いていかない方も多いこの季節。
庭師はそれでも外で仕事です!
毎日外で仕事です…
この仕事を始めた頃は、よく熱中症になったり風邪をひいていましたが、人間不思議となれるもので、風邪もひかないですし、熱中症にもなり辛くなってきました。
毎日外で仕事をしていると健康的になれるんでしょうね。
ではでは、
「パーゴラ」の続きです ♪
前回のブログでも触れましたが、「水や虫に強い材木」を使っての施工が今回の重要な課題です。
多くのウッドデッキ、パーゴラ、ウッドフェンスを見てきましたが、残念なことに、施工して十数年経ったものは、材木の老朽化が見受けられます。
それは外での使用に耐え得る材料や、施工法、メンテナンスをされていないことが主な原因です。
施工法やメンテナンスを正しくしても、建物の内部で使われるような材木を使っては、元も子もなくなってしまいます。
大和屋が考える、御庭で使える木材は、二つの材料が候補に上がります。
一つは「ハードウッド」
もう一つは「エコアコールウッド」
「ハードウッド」
南洋材とも言われるハードウッドは、非常に材質が硬く水や虫に強くて、独特な色をしています。
南洋材と言われるだけあって産地は南半球の物が多いです。
それと、とにかく 重い んです。
↑ こちらは、以前施工した「イペ」材を使用したデッキとベンチです。
↑ こちらは、以前施工した「マニルカラ」材 通称「アマゾンジャラ」を使用したフェンスです。
↑ こちらは、以前製作した「ウリン」材を使用した植木鉢を置く台です。
ご覧頂くと分かるかと思いますが、少し赤みが強いのが特徴ですね。
それと、基本的には無塗装で、施工することがほとんどです。
日本の木にはない質感で、少しザラッとした感じの手触りです。
とても硬く、加工してても、密度が詰まっているのが、よく分かります。
しかし!
重い んです…
それと、加工するのが難しいんです。
当然施工が大変になってしまう…
それでもやはり、独特の風合いと質感は、気持ちの良いものです。
「ハードウッド」
長所
・とにかく硬い
・外環境に適している
・施工時の塗装不要
短所
・重い
・材料が硬いので施工性が悪い
・アクが出るものが多い
前置きが長くなってしまいましたが、今回使った材木は「エコアコールウッド」です。
基本的には杉材です。
でも、ただの杉材ではないんです。
無害な防腐剤を高圧注入したハイブリッド材とでも言いましょうか。
詳しい説明は→エコアコールウッドについて
今回は、お客様が長慣れ親しんだパーゴラを丈夫な材で作り直す、が命題です。
以前の雰囲気を残した材料ということで、エコアコールウッドです。
それにエコアコールウッドには材料の企画がたくさんあります。
色んなサイズが豊富なんです。
枕木のような太い寸法もあります。
以前の風合いを崩さず作るなら、こちらですね。
なので、こちらを使用して施工していきます。
「エコアコールウッド」
長所
・軽い
・自然な木の風合い
・外環境に適している
・反りや割れなどが少ない
短所
・柔らかいので凹みや傷はつきやすい
・塗装無しだと水が当たるところが黒ずむことがある
次回からは、施工について書いていきます!
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